これから確実に訪れるだろうコロナ不況。
企業の収益悪化により給与、賞与の下落や最悪リストラといった事態に戦々恐々としている人も多いだろう。
そんな中でさかんに「副業」をすすめる連中もいる。彼らの合言葉はほとんど一緒だ。
・かんたんに稼げます!
・スマホ1台でOK!
・好きな時間に、一日何時間でも可!
メインの収入に加えて副業による収入が見込めれば家計は安定するかもしれないが、まあ、よく考えてみて欲しい。
「副業」でそんなに簡単に稼げるならだれでも手を出すし、それを本業にしたほうが今の会社にイヤイヤ勤めているよりよっぽど稼げていいかもしれない。
しかもなぜそんないい仕事を紹介したり、極めて中途半場な「副業」という形で仕事をさせようとするのか?
つまり、
ほとんど稼げないか、仮に稼げたとしてもリスクが高いからである。世の中にそんなうまい話はない。冷静になってほしい。
しかも今のあなたの心理状態は、将来の景気悪化や将来の生活の不安で揺れ動いているはずである。
そんなとき人間は判断を誤る。
「副業」をさかんに勧める連中も、そんなあなたの不安定な心理状態を見越して誘ってきているのである。
やるな!とは言わないが、冷静になって充分注意する必要はあるだろう。
「下手な考え休むに似たり」
「ウィズコロナ、ポストコロナの新しい働き方」の美名の下で、兼業・副業の推進、フリーランスの推進という働き方改悪、つまり事実上の賃金引下げと労働者の身分の不安定化が進められようとしています。まさにショックドクトリン。骨太や成長戦略実行計画等にしっかりと記載されています。
— 室伏謙一 (@keipierremulot) July 15, 2020